ほんの数日前までの
暑いの暑くねーのって騒いでたのがまるでウソのようです。気分は秋。
空気がサラっとして空が高くて…気持ちいいんだけど…ほんと気持ちいいんだけど
なぜにこんなに淋しいの?
五感で感じる夏のおわりはこころにポッカリと穴を空けてくれます。
あれだけ文句を言ってたのにね。
きっと、なんでもそう。
ダイキライな人も
ダイキライな人生も
二度と会えなくなると思えば
命の最期の時には
こんな気持ちになるのでしょう。しみじみ…
お天気お姉さん曰く
来週からまたあの暑さが戻ってくるとのこと。
きっとまた暑いの暑くねーのって騒いでいることでしょうが。
さて。
16日に送り火も無事に終えたので気分をスイッチします。
家族旅行、今年は遠出をあきらめて日帰りで都内を満喫してきました。
午前の部と午後の部で対照的な場所へ。
まずは午前中に行ってきた「等々力渓谷」のことを記録しておきます。
等々力渓谷とは
都内に唯一存在する、全長1キロの渓谷です。
渋谷から20分という「喧噪のなかのオアシス」的なスポットとして知られています。
多摩川に向かう谷沢川の流れに沿って散策路を歩むと、ついさっきまで街中にいたことがうそのような気分になってきます。等々力不動のみごとな桜、すがすがしい新緑、季節ごとに自然のすばらしさを思い出させてくれます。(世田谷区HPより)
ここ、以前から気になってはいたのですが
すっかり人気スポット化してしまっているようなので行くタイミングを逃していました。
人口密度の高い自然はノーサンキューですもの。
お盆が終わった平日の金曜日ならもしかして穴場かもしれないということで
思い立ったが吉日的にgo!してきました。
等々力不動尊にクルマを止めて
都内へクルマで出かけると駐車場を探すのも大変ですし駐車料金もバカになりませんが
今回は等々力不動尊の駐車場(無料)に停めることができました。
もちろん、お参りすること必須です。
駐車できる台数が限られているのと本来は参拝者用の駐車場ですので
土・日は停められたらラッキーくらいに思っていた方が良いかもしれません。
等々力不動尊は電車で行った場合の等々力渓谷の反対側の端っこにあたるので
わたしたちは電車で行った場合と反対のルートで渓谷を歩いたことになります。
しっかりお参りさせていただきました
それではレッツゴー!階段を下ってゆきます
下った先に「不動の滝」と「利剣の橋」がありました。
ん?なんか、めっちゃ空気変わったし…
ほんの数メートル下っただけなのに流れている空気が違います。
原宿を歩いたあとにはじめて明治神宮の杜エリアに入ったときと同じ感覚。
結果から先に言ってしまうと、このエリアがいちばん気持ちの良い気を感じましたね。
滝といっても…チョロチョロしか出てないんだよ
パっと見はマイナスイオンを大量に出せるほどの水場ではないと思うのですが。
そういうところも明治神宮の杜と同じような感覚を持ちました。
とはいえ
この程度の癒しスポットは、少し田舎へ行けばたくさん存在しているハズなのです。
特筆したいのは
都会の喧噪のなかでも空気の違うエリアが存在できるということです。
ほんと、結界でもあるかのごとく別世界です…
この場所から離れがたく、しばらく記念写真をとって時間稼ぎをするわたし。
橋の手前から
橋をわたったところから
先に進みましょう…
川沿いをゆっくり歩きます。癒されます…
画像にはわたしひとりしかいないように見えますがそんなことはありません。
そこそこ賑わっています。
外国人観光客や虫取り網を持った家族連れや老夫婦などなど
この様子だと土・日はかなり混雑するんじゃないかな…
訪れるのであればやはり平日の午前中がベストだと思います。
信じられないことにこの上を環八が通っています!
まさか道路の下にこんな空間があろうとは(笑)
この渓谷エリアには湧き水がたくさん沸いていてそのおかげでたくさんの植物が生息しています。
彼らがこのエリアを護っているのですね。結界になってくれているの。
等々力渓谷の植生は、武蔵野台地の崖線の潜在自然植生と考えられるシラカシ群集ケヤキ亜群集であり、大径木を主体とした樹林地が渓谷の斜面に沿って連続しています。崖線の斜面部分には、主としてシラカシやケヤキ、ムクノキが、斜面地上部や台地面にはイヌシデやコナラが多く分布しています。また、湧水が流下する緩斜面にはセキショウ草地が見られ、湧水が留まる場所には湿生植物が点在しています。(世田谷区HPより)
歩いている途中に、カフェの看板発見
「茶でもしていこうか」と入口へ向かいましたが
お客さんが並んでいたのでや~めた(笑) 人気のお店でしょうか?
こういうところに来てまで並ぶのはほんとに勘弁です。 あっさりあきらめる。
疲れているわけではありませんが休憩中
ゴール(というかスタート地点)が近いです。
ゴルフ橋という赤い橋がこの渓谷の目印なんですね。
ゴルフ橋見えました
昭和のはじめに等々力村には広大なゴルフ場があったのだそう。だからゴルフ橋…
上がりきったところに案内の看板もあります
本来はここからスタートなの
やはり外界よりも気温は低いのですね
外界へ出るとフツーの生活風景が(笑)
階段をちょっと上がると異次元空間はおわってしまいます(笑)
ほんと不思議。
このエリアに住んでいる方が羨ましいです。
日々の生活にちょっと疲れたときは渓谷をお散歩すれば回復できそう。
ささ
今歩いたばかりの道を引き返します。疲れていないのでまた歩くのうれしいです。
ちなみに
渓谷を歩いている途中に
「日本庭園」と「横穴古墳」も見学しましたが
このふたつのことに関してはとくに印象に残らなかったので省きますね。
興味のある方はググってみてください。
かんそう
等々力渓谷、まさに都心に存在する異次元空間でした。
決して大きくはありませんが自然たちが一生懸命護っている奇跡のエリア。
繰り返しますが明治神宮の杜と同じ位置づけです。
決して郊外の大きな自然スポットと比べないでね。上高地とか…軽井沢とかね
こういうエリア、この先もずっと残っていてほしいなと思います。
2018年夏、日帰り旅行「静」バージョンは以上です。
午後からは「動」バージョンとして ベタな観光スポットを巡りましたので
気が向いたらそのことも記録しておこうと思います。
*ぽこ*