前回の「GO TO戸隠」のつづき… go! go!
戸隠神社 奥社へお参りする
戸隠神社は、戸隠山の麓に点在する5社の神社の総称。
「御朱印集め」が目的の方は戸隠古道を歩きながらこの5社をめぐるのが定番なのかもしれません。
わたし自身は御朱印集めが目的ではないことと
家族を巻き込んで神社三昧することはさすがに気が引けたので
今回は 中社と奥社、奥社に並ぶ九頭竜社にお参りさせていただきました。
メインは戸隠山にいちばん近い、奥社です。
GO TOキャンペーンで泊まったお宿が中社の近くだったので
まずは早朝、朝ごはんの前に中社へ。早朝ならではの清々しい参拝ができました。
ちなみに中社は令和3年の式年大祭に向けて大鳥居を改修中です。
腹ごしらえをして奥社へ向かいます
今回の旅
食事を通して戸隠という土地を大切に誇りに思う気持ちを強く感じました。
夕食も朝食もすべて地のもので彩られていて
早朝参拝を済ませたあとのあたたかい蕎麦粥がからだに染み込みました。
こうやって「非日常」を味わえるのも全国の旅館業にたずさわる方々のお蔭です。
踏ん張って乗り越えてほしい…
腹ごしらえを済ませ宿をチェックアウトして奥社へ。
奥社の駐車場に到着したのが8時半くらいだったろうか。
その時点で駐車場はだいぶ埋まってて、県内よりも県外ナンバーの方が多かったような印象がありました。
想像してたよりも多くの人がキャンペーンを利用しているのだな…と。
これ、こんな時期じゃなかったらまともに参拝できないほど混雑するのでしょう。
今のうちにお参りができて結果オーライということです。複雑。
気を引き締めて参拝スタート
片道40分、特に社殿近くはほとんど登山のように足場が悪くなるそうなので
スニーカーを履いて虫よけスプレーと長袖シャツで完全防備です。
ただひたすら無言で参道を歩く。
小川が両脇に流れ、鳥のさえずりが響く穏やかな参道を進むうちに
朱色の門が視界に入ってきました。
あれが随神門か
現世と神域を区切る結界になっているのだそうです。
わたしには「心して通るように」という注意喚起のように思えます。
観光気分で通らないことが無難ですね。失礼のないように。
挨拶をして門をくぐります
山門を通るとそこは…
まっすぐ天に伸びた杉の巨木が整然と参道を示してくれていました。
視覚に意識をもってゆかれがちだけど、空気がいちだんと締まりました。
時期が時期だけにマスクをしている参拝者が多かったけど
ソーシャルディスタンスを保つようにして参道では外すべきだと思いました。
マスクのままじゃこの空気感がわからないでしょう。
そして
この山門を抜けてからが長い。長くて険しい。
マスクしてるオジさんオバさん、かなり息があがって足取りも重い。
もうこの時点でおしゃべりしてる人は皆無です。
本来、参道は無言で進むことが参拝の自然の流れであるので
さいごは強制的に無言にさせられるというオチ…笑
社殿は撮影禁止なので下からちょっとだけ…
何やら人々が並んで列を作ってるのが見えたので
まさかの参拝渋滞?と思いきや、御朱印をいただくための列でした。
例年であればどれほど混雑するんだろ。ほんとうに今の時期で良かった。
中社の社殿の方が大きくて立派でした。
奥社は社殿のすぐ後ろ側にある山自体がご神体であり
磐座(いわくら)信仰の聖地であるため自然そのものを崇拝するかたちをとります。
今回、どうして戸隠神社をお参りしたいと思い立ち、それが実現したのか
じぶんなりにわかってるつもりなので
ただただ、無心に、無我の参拝をさせていただきました。
随神門まで戻ってきました
少しずつ下界に戻ります
無事に参拝完了。真摯にご挨拶ができたと思います。ホッ…
入口のお店で蕎麦のソフトクリームをいただきました。
おまけ
珈琲好きの家族なの。
戸隠ではいちども珈琲をいただく機会がなかったので
どこか美味しいカフェに行きたいねーと…
安曇野へ向かう
ネットで見つけたお店
長野県安曇野市の自家焙煎珈琲専門店チルアウトスタイルコーヒー
ガラス越しに広がる田園風景を眺めながらゆったりと珈琲を味わえます。素敵。
息子「ここが大手デベロッパーに開発されたら景色が台無しだね…」
母「たしかに、田園風景がイオンになったらそれは残念だわ」
初めて訪れたくせに常連ふぅなことを。笑
初めての土地の初めてのお店でいただく美味しい珈琲でした。
1日ぶりの珈琲
美味しかったので豆を買って帰りました
おしまい
2020年は始まりの年だと言われてるけれど
一体何の始まりなのか
光なのか闇なのか、わたしたちにはわかりません。
ただただ、このような時期にわたしがこうやって無事に旅ができたことは
ほんとうにたくさんの歯車がかみあってこその結果であって
何かひとつ欠けただけで実現することはなかったということです。
有り難いことだと思います。
こんな時期だからこそふだんは見えにくことも見えたりするものです。
熱中症とコロナ対策をしながら生き抜いてみせましょう日本。
\最後までお読みいただきありがとうございました/