ぽこあぽこ日記

あらゆることをびぼうろく

薬疹検査によって夫の【薬疹の原因成分】が判明しました

 

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夫の薬疹に関する記事がとうとう完結です。たぶん最終回。スッキリしたぁ。

 

 

 

 

さて。

今年の夏の記憶を少し呼び覚まします。

夫が風邪薬を服用して薬疹を発症するハプニングがありました。

そして2度目の薬疹があんな酷いことになるとは。

  

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皮膚が再生するのに1ヵ月以上を要した 

薬疹とは「薬や注射で発症する発疹」のことです。

軽症から重症まで幅広い症例があり、重症化すると命に係わる場合もあります。

夫の薬疹のタイプは「固定薬疹」でした。

特定の薬剤を内服することで口唇や外陰部、四肢などの同じ部位に円形の紅班が出現するものです。

一度目はどこにでも売っているような風邪薬で何の前触れもなく発症したので

予備知識もなくわりと軽く考えていたところがあり

その楽観が二度目の薬疹を招いてしまったの。

 

抗体が出来てしまった二度目の方が重症化します

 

アナキフィラシーショックを起こすことも

バイキンが入らないように気を付けながら完治するまでに1ヵ月以上かかりました。

しかも発疹の跡は完全には消えず。

女性ならば気になってしまうだろうな…くらい残ります。

 

パッチテスト 

10月に入って皮膚が快方に向かっていたので

病院の意向としてはまずパッチテストを行うとのことでした。

 

え?パッチテストなんかでわかるものなの?

 

はじめからなんとなく懐疑的で反抗的なわたし…笑

パッチテストとは

原因の可能性のある成分を軟膏にして皮膚に貼り、反応が出るか否かのテストです。

シロウトの疑問として

夫は薬を内服し体内で代謝することでアレルギーが出てしまったわけで

皮膚にそのまま軟膏を貼ることで出るアレルギーとは種類が違うんじゃない?

と思ったわけです。

で、結果は案の定「陰性」でした。

疑われる成分を数種類パッチテストしましたが何の反応も出ず。

この検査のために会社を2日間休みましたがムダに終わる。

 

 

内服試験(誘発試験)

パッチテストで原因が特定できず、11月に入って内服試験をすることになりました。

原因の可能性のある成分を内服して反応をみる試験。

 

これはちょっと怖いよね…

 

やっぱりこの試験は患者さんがイヤがるケースが多いみたい。

そりゃそうだ。重症な薬疹を再発するかもしれないのだから。

もちろん、原因薬をそのまま内服するのではなく1/10という少量から始めてゆくのだけど…

何があってもすぐに対処できるように念のために入院をすすめられるくらいのリスク。

ある程度リスクのある試験であるからこそ今後に役立つ試験でもあり

避けては通れない道としてチャレンジしました。

 

トラネキサム酸が原因だった

前回のパッチテストのときに会社を休んでいるので

今回の内服試験は入院せずにリスク覚悟で通院しながら行いました。

そして結果

ラッキーなことに試験1日目で軽い反応が出てくれたのでした。

1/10の量で反応が出るということは…

通常の量を服用したら大変なことになってしまうだろう。怖っ。

夫の薬疹は

世の中であまりにもメジャーに使われている成分

 

トラネキサム酸

 

でした。この名称はだれでも一度は聞いたことがあるでしょうね。

風邪薬や美白サプリにフツーに入っているし。

ツイッターで検索かけるとこの成分で薬疹になる人ちらほら見かけます。

 

トラネキサム酸 - Wikipedia

 

まとめ

何がきっかけで薬疹を誘発してしまったのかまったくわかりませんが

ある日とつぜん薬を服用して

我が家の夫のように発疹が出てきてしまった時は

薬疹の可能性もある(薬疹でない場合もありますので決めつけてはイケない)

という予備知識があると慌てずに済むと思います。

 

薬疹カードを作ってもらいました

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これからはトラネキサム酸は飲んじゃダメ。絶対。 

 

 

 

*ぽこ*

 

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