先日 ドキュメンタリー番組で
ニート界のカリスマなるphaさんと
phaさんを取り巻くギークハウスの面々のことを特集していました。
phaってファッ?
— pha (@pha) 2018年3月18日
京大出身のニートさんとのこと。
書籍も出されたりテレビ出演されたりはてなブログでも見かけたことあります。
そして
ギークハウスというのはネットやパソコンが好きだったり得意な同士が集う
ゆるい共同生活のできるシェアハウスなんだそうです。
このphaさんの生き方に共感して憧れる若者が少なからず存在しているようで
番組の中でも
卒業を控えた「働きたくない京大生たち」に向けて講演会をされていました。
働くことを選択肢に入れない
こんな進路がアリな世の中が到来するとは、ある意味感慨深いです。
多様性というワードが単なる言葉だけではなく実際に社会に反映されつつあります。
組織の中で働きたくない人間はフリーランスという働き方を選び
さらに
働きたくない人間は働かないで済む生き方を選ぶ。
仕事が辛過ぎて死にたくなるくらいなら逃げればいい
最優先は死なないことだとphaさんは言っています。確かに~
物欲も名誉欲も性欲もそれほどない
最低限のお金と寝る場所さえあれば自分らしく生きてゆける
そういう考えに共感する若者が
インターネット時代の到来で市民権を得ることができました。
とはいえ
そもそも働いても働かなくとも
「生きること」ってわりと大変なことですよね。
どんな選択をしたとしてもそれなりの困難はついてまわります。
ニート界のカリスマであるphaさんに憧れて
働かずノンストレスにユルっと生きてゆけるのだと勘違いしてしまう若者が
本人のここぞという踏ん張り時を逃してしまうのだとしたら
それはそれでもったいないことだわ…とも思ってしまうのですよね。
番組の中では、多少の生きにくさは感じながらも
人とコミュニケーションがまったくとれないような
働きたくても働けない若者はいませんでした。
高学歴で高スキルをお持ちな方もおられるようですが
彼らは自らの意思で働かない選択をしています。
我が家の息子はただいま就活真っ只中ですが
もしも
万が一
オレ、そんなに働きたくないからギークハウス行くよ
みたいな告白されたら…わたしはどうするだろう?と
わりと真面目に想像してみました。
ぬぁにぃ?働く前から働きたくない?大学まで通わせてもらってどの口が言ってやがる。ギークハウスなんて100年早いってんだ101年目に行ってきやがれ
などと思わず口走ってしまうのか
え、そうなの?phaさんにヨロシクね。もちろん生活費は送らないわよ
我が子とはいえ成人しているので好きにさせるか
母さんにしばらく考える時間をください
完全に思考停止してしまうのか
ぜんぜん真面目に想像してないでしょこれ (笑)
というか
親としてリアルに想像するのは、なかなか難しいです。
先日、同じ世代の読者さまが記事に書かれてました。
子どもは預かりもので、いつかは社会にお返しするもの
そうなんですよね。
わたしも同じような気持ちで子育てしてきたつもりです。
願わくば、社会の中で息子のベストを尽くしてほしい。
親としてのわたしのホンネです。
もちろん
息子がどうしても社会人になりたくない理由があるのならそれを尊重します。
そのかわり
どんなカタチでもいいので
目の前のことに対してじぶんなりのベストは尽くしてほしいです。
そうでないと
本人の命が終わるときに必ず後悔すると思うのです。母さんにはわかる
人生はチョコレートの箱みたいなもの。開けてみるまで中身はわからない…
とりあえず開けてみて食べてみちゃん? by フォレストガンぽこ
*ぽこ*