先日いきつけの美容室で
同世代の美容師さんと雑談していて桜の話になりました。
若い頃や子どもが小さかった頃は
お友だちとお弁当を持ち寄ってお花見を楽しんだものだけど
多くの人でにぎわう昼間の公園ではなく、あえて時間をずらして
静かに桜を眺めたい
というかほんとは
わざわざ探さなくとも
たまたま出逢った花に見とれて心奪われる
そんな時の方が印象に残るのよねぇ…というオチに至りました。しみじみ
とはいえ
四季折々のたくさんの美しい花のなかでも
短い花の命の間に、とりまく空間の表情まで変えてしまう桜という花は
わたしたちにとって少し特別な存在なのかもしれないですね。
そんな話をして数日後
仕事帰りに地元の公園に立ち寄ってみました。逢えるかな…
子どもが小さかった頃によく遊びに来た公園です。
昼間はたくさんの人で賑わっていたであろう空間が
まったく違う表情で存在していました。
ウグイスの声しか聞こえません
満開はちょうど今週末あたりかな
今年は満開のタイミングが週末と合いそうなので
お天気によっては最高のお花見日和になりそうですね。
蕾が…蕾が…なんて愛らしいんでしょう
蕾(つぼみ)が無条件に好きです。 フェチ?
満開の花も
散り際の花も
情緒を豊かにしてくれる風景ですが
花開く前の蕾の姿は
なんとも表現しがたい色んな要素が入り混じった気持ちにさせてくれます。
ちなみに
散り際の桜といえば紀貫之の和歌。
桜花 ちりぬる風の なごりには 水なき空に 波ぞ立ちける
桜の花びらが風に散るなごりと
水辺に風が吹いたあとの空間のなごり
ふたつの「なごり」を重ね合わせて空に立つ波と表現しています。
水のない空に波…
わたしたちのご先祖は花を愛でることができる感受性を持つ人々でした。
ん?なぜかちょっぴりおセンチになってしまいました。桜マジック?
散り際の頃にまたこの公園来たいなぁ。
以上、今週のお題「お花見」にムリくり絡めて記事を書きました。
*ぽこ*