うな丼の話です。
10年目に突入した我が家のお伊勢参りですが
毎年必ずお参りするのが
伊勢神宮外宮
伊勢神宮内宮
別宮 伊雑宮(いざわのみや)
なのです。
外宮&内宮に関しては超有名なので詳細は省きます。
伊雑宮に関しては
知る人ぞ知る?志摩市磯部町に鎮座する伊勢神宮の別宮にあたります。
「ここがほんとうの伊勢神宮だ」と言う人もいます。
コンパクトですが清々しく母性を感じる大好きなお宮なので
毎年かならず参拝してお札をいただいております。
いつもはクルマで外宮→内宮→伊雑宮のルートでお参りするのですが
はじめてローカル電車で向かいました
シンプルで美しいお宮です
ここからが本題。
この伊雑宮のほんとに目の前に…ナゾな看板&建物があって。
視界には入るものの、ずっとスルーしてきたんです。
もと旅館なのか?うなぎ屋さんなのか?
そのどちらも現在は営業しているようには思えないくらい静かです。
そもそもこの界隈、いつも時が止まったかのように静かな地域なのですが。
なんかめちゃくちゃ昭和感出してますよね…
伊雑宮へお参りするにあたって
改めてこの謎な建物「中六」についてググってみたのです。
そしたらなんと
現役うなぎ屋さんだったことが判明しました。気付くの遅すぎじゃない?
江戸時代には旅館をされていた老舗のうなぎ屋さんで
この建物は三重県の有形文化財にも指定されてるのだそうです。
口コミの評価は上々。
とはいえ最近の口コミってそんなにアテにならないです。
これはじぶんで試すしかないでしょ。
伊雑宮を参拝したその足で中六さんに行ってみました。
2階の座敷に通されました
広いので空いてるみたいでしょ?
平日でしたがお客さんけっこう入ってました。
メニュー表などはなく
お茶を出してくれたオバちゃんが(ってわたしと同じくらい)
「3切れ、4切れ、5切れ、どれにする?」え?何それ?
みたいに聞いてくるから
わたしは3切れ、夫&息子は4切れを頼みました。
お値段忘れちゃったのだけど
わたしの頼んだ3切れが2000円未満でした。
ほんと、安かったの覚えてます。
・追記・
現在は値上がりしているようです。
3切れ 2110円
4切れ 2440円
5切れ 2770円
こんな感じ
正直、そんなに期待してなかったんです。もしかして大味なんかな?みたいな。
なんてゆうかなぁ
視覚的なセンス?あ、ここハズレかも…みたいな予感てあるじゃないですか?
ところが
見事にこの予感を裏切ってくれました「中六」やってくれました。
いまも思い出して
パブロフの犬になっちゃってます。
このご飯にしみ込んだタレったらもう
うなぎは肉厚&濃厚。外側がカリっと。中はプリっと。
こんな分厚いうなぎを関東では食べたことない。どうやって育ててるの?
炭焼きの加減も絶妙。炭の匂いが食欲をそそります。
そして特筆すべきはタレのしみ込んだご飯。
なんとも粒がもっちりツヤツヤしっかりしていて美味いの。
決して上品なうな丼ではありませんが
うな丼に上品もへったくれもないですからね。
ということで
伊雑宮へお参りするのがさらに楽しみになった
うなぎ屋さんのお話でした。伊勢神宮関係なかったですね~
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