もう…ほんとうにスゴかった2018年@一般参賀
例年とは明らかに状況が違いました。
ある程度の想定はしていましたが甘かったです。
ディズニーランドでは並べなくても
福袋の列には並ばなくても
一般参賀ならば耐えられる!むんっ
そう覚悟を決めて2回めの11:00おでましに間に合うように家を出発しましたが
皇居に到着したときには既にこれまで見たことのない長い長い行列が。
久しぶりにこんなにたくさんの人を見たよ…
手荷物検査を受けるまでに30分
皇居の中へ入ってから長和殿ベランダ前まで1時間
そこからさらに1時間、天皇皇后両陛下や皇族の方がおでましになるまで
ひたすら、ただひたすら待ちました。
結局11:00に参賀するつもりが13:30の回に。
あの橋の上で並んでいる方たちは14:20に入ることができたのでしょうか
小さな子を連れた家族連れや
外国の方やお年寄りもたくさんおられましたが
耐えきれなくて離脱する方もちらほらいるものの
皆さん大人しく辛抱強く陛下のお出ましを待ちわびてました。
天皇陛下ばんざーい!と叫ぶ声も聞こえました
警察の方が警備して下さっています。大変だろうなぁ…
肉眼でのお姿はもう少し近く感じましたが…遠い
この状況では来年はとても参賀できないだろう…
そう思うと陛下のお言葉を拝聴しながらウルウル。
それにしても
これほど国民に慕われる天皇陛下は後にも先にも
今生天皇陛下しかおられないかもしれません。
実はひとつだけ気になったことが
後ろに並んでいた方が
これだけ人が多いのだから臨機応変に回数を増やしてくれればいいのに
というようなことを連れの方と話していて
思わず振り返って
それは違うわよ
と言いそうになりました。
陛下は日頃から祭祀やご公務などハードスケジュールをこなされていますが
それに輪をかけていちばん忙しいのが元旦なのです。
天皇陛下の元旦のスケジュール
午前4時起床
↓
↓
歳旦祭(天照大神や八百万の神々、歴代天皇、皇族の霊に対し拝礼)
↓
新年祝賀およびお祝酒「晴の御膳」(自然の恵みに感謝するための儀式)
↓
朝食
↓
新年祝賀と新年祝賀の儀
夕方までずっと立ちっぱなしで首相や各国の大使など数百人の方々と分刻みでお会いになる。
平成25年の元旦に両陛下がお会いした人数は686人に及んだという。
↓
御祝御膳(お身内との食膳。22時頃まで続くこともある)
この翌日に一般参賀を1日に5回行うのです。
そうとうお疲れだと思います。
これを少なくとも30年間続けてきた
そして今もなお80歳を超えた陛下がこなされている状況を想像してみれば
個人としての幸せを捨て国と国民のために生きてこられたことは明白です。
そしてもうひとつ。
この一般参賀が無事に行われるために多くの警察の方や関係者が
めちゃくちゃハードに動き回って下さっていました。頭が下がります
それを考えたら…やっぱり涙が出そうになる(またかよ)
とにかく多くのお蔭さまによって
わたしたちは陛下にお会いできたのですね。
そこが想像できれば簡単に「回数を増やしてほしい」などとは言えなくなります。
すべてがわたしたちが想像する以上に大変なのだと思います。
引き継ぎがスムーズにゆきますように
今生天皇陛下には早くゆっくり過ごしてほしい…個人的にはそう思ってます。
天皇という存在は外国の「王様」とはまったく違います。
国の神官です。わたしたちを代表する神官はずっと国魂を祀ってこられました。
2000年以上のあいだ途切れることなく継続してきた奇跡の賜物です。
もしこれが途切れることがあれば…そのときはこの国が終わるときかもしれません。
どうか、引き継ぎがスムーズにゆきますように…
*ぽこ*