はじめに…
今回の台風19号で亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
被災された方々へお見舞い申し上げます。
被害の全容がわかっていない現時点でも甚大な災害であることは明らかです。
台風が近づくとじわっと検索流入が増える「水のう」の記事
今回の台風前日にはいつもの10倍くらいPVがあり
この1年のあいだに人々の防災意識が高まってきているのを感じます。
何かがおかしい
わたしたちは気づき始めてる。そういう時代に突入してしまいました。
で…
「備えることで無難に」これがわたしのモットーです
などとドヤ顔な記事を書いていたのはどこのどいつだ?
いざ台風が近づいてきたときのわたしときたら
家族からあきれられるほどの慌てぶりでした。ほんとうにお恥ずかしい。
できる限りの想定をして備えた結果でもこれですから
被害がなくてもこれですから
これからはメンタル面を強化せねば生きてゆくことが出来ないでしょう。
まずは
今回の台風を通して
備えておいてよかったこと
これは備えておくべきだなと実感したことなど
次の万が一に生かせそうなことをびぼうろくしておこうと思いました。
備えておいてよかったこと&もの
ポータブル電源
キャンプや停電時に使うことのできるポータブル電源です。
キャンプ用の炊飯器や冷蔵庫や電子ケトルなら使えます。
スマホは30回フル充電、ノーパソは80時間インターネットできます。
電気毛布18時間、LEDランタン80時間
ドライヤーは冷風なら使えました。使わないでしょうが
わたしはこれに付随するカーチャージャーを購入しましたが
ソーラーチャージャーも備えておけば最強だと思います。
実際に停電した場合、この程度の電源ではじゅうぶんとは言えませんが
ガソリンを使う発電機などを一般家庭に置いておくのはそれ自体が危険です。
ポータブル電源が一般家庭の出来る最善策だと思います。
何も備えないより100倍マシです。
実際、今回の台風の時もこの1台の存在がひじょうに心強かったですから。
水とノズル付きウォータータンク
今回は台風上陸の2日前あたりから水の品切れが続出しました。
金曜日の夜にガソリンを満タンにしたあとドラッグストアへ行ってみたら
すでに水は売り切れ、パンコーナーやカップ麺の棚はすっからかんでビックリ。
我が家は地震対策用にひと箱は常備しているので困ることはなかったですが
イザというときに慌てないために水の常備はデフォルトだと改めて思いました。
水道水をためておくタンク
それからもうひとつ。忘れがちな大事なことです。
断水に備えて水道水を入れる容器を備えておきました。ノズル付きが便利です。
使い終わったペットボトルでも代用できると思います。
お隣の奥さんが
ちょうどペットボトルの日にたくさん捨てちゃって500ml用のボトルしかないのよ
と言ってました。
そうゆうこともあるよな…と。やはり別枠で準備です。
段ボールと養生テープ
台風に備えるため「窓ガラスに養生テープをバッテンに張り付けましょう」
という情報がテレビを通して浸透したようで
どこのお宅も窓ガラスにテープが張り付けてありました。
こんなことは初めてじゃない?
みんな、けっこうマジなんだと思いました。
我が家は大きな窓には雨戸があるし小さな窓には飛散防止の網がついているので
テープを貼るのは意味ないな…と思い
代わりに段ボールを窓のサイズにカットして貼り付けておきました。
これが良かった。
たかが段ボールされど段ボール。風の音が違う。何もしないより安定感あります。
ふだんから備えておけば慌てません
養生テープがツイッターのトレンドにあがっていたのは驚きました。
売り切れ続出だったよう。
台風19号畏るべし…
今後備えておきたいと思ったもの
段ボール
リサイクルの日に出してしまって段ボールが足りなかったの。
丈夫そうな段ボールはリサイクルに出さずに
台風対策用としてとっておこうと思いました。
ベニヤ板とブルーシート
台風通過中で風で家が揺れるたびに震えながら
ベニヤ板を買っておけばよかった
と思ったのでした。
もしも窓ガラスが割れてしまったら応急処置できます。
ブルーシートもイザという時に役に立つでしょう。用意しておくべきですね。
防災リュックにビタミン剤
大規模停電になった場合すぐには電気が復旧できないでしょうから。
火を使った料理が出来なかった場合の健康管理も大切かなと思います。
水なしでも服用できるサプリなどは重宝しそう。
簡易水のうを実際に使ってみた
以前購入して使う機会のなかった「簡易水のう」ですが…
まさにまさに
今使わずにいつ使う?
というタイミングだと思ったので19号の最中に使ってみました。
はじめは薄っぺらい袋
浴槽で水につける
10分で膨らんでかなり重くなります
今回はこれを玄関前に3つ置いていたのですが
わたしの住む地域に雨雲があまりかからなかったために(ありがたいことですが)
この土のうのが機能するかどうかの判断はできませんでした。
中身は紙おむつと同じ吸水ポリマー。
3~4日天日干しして乾燥させれば燃えるゴミの日に出すことができます。
まとめ
今回の台風、首都圏を直撃したにもかかわらず
東京都内に大きな被害がなかったことが奇跡に思えてなりません。
民主党時代「コンクリートから人へ」というスローガンと共に工事が頓挫しそうになった八ッ場(やんば)ダムのこと覚えてますか?
10月1日から試験的に湛水(たんすい)をはじめていたところでした。
なんというタイミング。
その八ッ場ダムが台風の雨水を一晩で満杯まで受け入れてくれことが
首都機能が維持されたひとつの要因だと
もうちょっと世間が認めてあげてもいいんじゃない?って思います。
ひとりひとりの意識が変わってきているのは肌で感じますが
それでもやはり個人で出来ることには限界があります。
国は防災インフラに最大限の力を注いでください。
企業は防災産業に投資してください。我が国でこれから成長すべき分野です。
防災に特化したメイドインジャパンも少ないよね。
ポータブル電源なんてどこのメーカーかわからない外国産が売れてる。
国産メーカーがしっかりした商品を作ればバカ売れすると思うんだけどな。
こういう防災に特化したネットショップがもっとあればいいのにね。
以上、今回の19号はわたしに新たな決意をさせた台風でした。
気付いたことがあれば加筆していきます。
\ 最後までお読みくださりありがとうございました/